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 *当ブログの記事・写真の無断転載を禁じます。 写真提供:吉田玉助


バックステージツアー
29日のバックステージツアーの模様です。
小割帳や舞台下駄、それに大蛇などの説明。
錦秋公演にも御期待ください。

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[2018/08/03 09:40] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
まもなく夏休み公演が始まります。
若手会や長門公演が終わってからの
毎日、森ノ宮ピロティーの稽古場で、
三谷幸喜さんの「其礼成心中」の稽古をしていました。

ちょうど森ノ宮ピロティーでは
三谷さん演出の
「桜の園」がかかってまして、
大阪での稽古最終日に
やっと通し稽古にまで漕ぎ着けたところに、
主演の浅丘ルリ子さん以下
キャストの方々が総見で
通し稽古をご覧になり
さすがに緊張しました。

演技力がある俳優さんばかりなんで、
どんな目で見られているのか?
怖かったです。

日本を代表する演出家の元で、
どれだけ表現出来るか、
どれだけ私に演技力があるのか!
私としても畑の違う場所での新しい挑戦です。
皆さんのご感想を楽しみにしています。

因みに私は
主人公のまんじゅう屋の亭主(一輔)に、
天神の森で心中しようとしたところを邪魔されてしまう
青年六助と、
近松門左衛門の二役で出演します。

他にもツメや左遣いでも出てるので、
約二時間のお芝居にフルに出演してます。
土曜日21日からは夏休み公演が始まりますが、
5月の東京に引続き「蝶の道行」の助国役です。
先日、振りをさらおうとしたら
曲を聴いても振りが出て来ず、
ヤバイ!
脳みそ腐ってる!!
と慌ててるところです。

三谷文楽の稽古も
あとは東京で
公演前の2日間だけなんで、
約1ヶ月も日が空くので
覚えてるか今から心配になってます。

夏休み公演は
役の他、
清十郎さんの孫悟空の左、
「合邦辻」の講中のツメ、
「伊勢音頭」の
玉輝さんの徳島岩次の左、
「曽根崎」の天満屋の段の
文司さんの九平次の左
以上です。

それでは夏休み公演も、宜しくお願いします。

吉田幸助

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[2012/07/19 22:02] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
大阪文化祭賞奨励賞受賞理由
吉田幸助(第1部門:伝統芸能・邦舞・邦楽)

文楽の若手技芸員による「文楽若手会」において、
人形遣いの吉田幸助は
時代物の大曲「源平布引滝」の斎藤実盛を、
大きく、力強く、颯爽と遣い、
役の性根もにじませながら
主役にふさわしい華もあった。
人形遣いの基本である構えもしっかりしており、
約1時間半の長丁場を最後まで踏ん張って、
二股武士といわれる実盛の複雑な心理を
見事に表現した。
人形遣いの三代目にあたる幸助は
若い頃から修業し、
スケールの大きな演技で、
祖父・吉田玉助、父・吉田玉幸の跡を継ぐ
立役遣いとして期待の存在。
将来の文楽を担う逸材として、
ますますの精進を願う意味からも奨励賞を贈りたい。

以上は、大阪府HPにアップされている
「受賞理由・略歴」から引用させていただきました。
詳細は、大阪府のHPをご覧ください。
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=7644

すずめ

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[2011/07/27 18:55] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
こだわり写真館「文楽に逢う」(MSN産経フォト)にアップされました。
先日、ご案内させていただきました
「若手の奮闘などの記事」が、
先日、産経新聞(7月12日付夕刊)に掲載されました。

こだわり写真館「文楽に逢う」(MSN産経フォト)にも、
写真といっしょに、
記事がアップされています。

ぜひ一度、アクセスしてください。

こだわり写真館「文楽に逢う」(文・亀岡典子/写真・頼光和弘)
http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2011Bunraku/Bunraku03/
(MSN産経フォト)

吉田幸助

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[2011/07/15 17:30] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
「検非違使」の首(かしら)デビューしました
廻しの久八でデビュー
↑錦秋公演「近頃河原の逹引」の廻しの久八でデビューです。

全身です
↑全身です

無理を言って持っていただきました
↑無理を言って、持っていただきました。

幸助さんも久八もきりっと
↑幸助さんも久八もきりっと!

すずめ

*写真をWクリックすると大きくなります

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[2010/11/10 15:44] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
玉英さんの代役もさせていただきます

4月公演が、間近にせまって来ましたが、
いま、台本を読み込んで、最終のチェックをしてます。
「妹背山婦女庭訓<いもせやまおんなていきん>」の
宮越玄蕃という役は、少し芝居はありますが、
「義経千本桜」で言えば、
亀井六郎、駿河次郎といった
主役に華を添える居並び的な役です。
宮越玄蕃、荒巻弥藤次と、
二人がいつも一緒に登場します。
顔の上の者* が宮越玄蕃を遣います。
亀井六郎、駿河次郎の場合も、
同様に、亀井六郎を上の者が遣います。
ところで、今回、
玉英さんが遣われる予定だった
興福寺の衆徒を、僕が代役します。
しどころは少ないのですが、重要な役どころです。
玉英さんを偲び、
一生懸命、遣わせていただきます。

吉田幸助


* 顔の上の者:先輩のこと。 「顔が一枚上の者」とも言います。

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[2010/03/31 18:51] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(1) | page top
「かたりの椅子」を見て来ました。

昨日は、奈良に文楽電車が行ったようですが、
僕は、梅田のシアタードラマシティに、
竹下景子さん主演、
「かたりの椅子」を見て来ました。
感想は、本当に面白かったし、引き込まれました。
僕の友達というのは、
大沢健さんですが、官僚の役で贔屓目じゃなく、熱演でした!
客席では、偶然にも、評論家の亀岡典子さんとバッタリ会って、
「面白かったね!」と、話をしてました。
良い休養になった一日でした。
阪神のいか焼きを楽屋に差し入れしましたが、
滋賀で今日、公演があるので、
そのバス移動の車中で、食べたようですが、
皆さん喜んでくれたようです。
また、楽屋に行ったら、いか焼きの人って言われるかも?

吉田幸助


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[2010/03/28 20:15] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
「団子売」の杵造、3回続けて遣います。
「団子売」の杵造、3回続けて遣います。

5月の東京本公演、相生座*1、6月の大阪学生教室公演*2と、
今回、「団子売」の杵造を、3回続けて遣います。
実は、今月の13日ヴィアーレ公演*3でも、
勘十郎兄さんが遣う杵造の左を遣います。
杵造は、これまで何回か遣ってますが、
本公演では、18年の11月大阪公演での、
「伊賀越道中双六<いがごえどうちゅうすごろく>」の半通し、
「藤川新関<ふじがわしんせき>の段」より引き抜き団子売*4で遣って以来です。
その時のお臼は、確か清三郎さんでした。
というように、杵造漬けですが、
こうなったら極めるまで遣いたいです!
「団子売」は、舞踊物ですが、
ただ綺麗に踊るのではなく、
言葉の意味を考えながら、
今まで師匠方に注意をうけた事を大事にして、遣いたいと思います。
相手のお臼は、一輔君、簑二郎さん、文哉君と代わりますが、
三者三様だと思うので、楽しみにしています。

吉田幸助

*1 相生座:「相生座の公演、全力で頑張ります。(相生座公演ご案内)」をご参照ください。
*2 6月の大阪学生教室公演:「6月「文楽鑑賞教室」の配役が出ました。」をご参照ください。
*3 ヴィアーレ公演:「3月13日は、ヴィアーレ大阪に左遣いで参加します。」をご参照ください。
*4 引き抜き団子売:舞台を突然がらりと転換し、息抜き的に景事を見せてから、また舞台(芝居)を元に戻すこと。

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[2010/03/13 10:59] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
どこかで誰かがきっと見ている
最近、「おりょうりをしない男の料理メモ」とゆうブログの
吉田幸助さん、4月特別公演で、大抜擢の巻。(2009/04/17)」の記事に、
以下のコメントが入りましたので、ご紹介します。

はじめまして。よろしくお願いします。
NHKで放送された『義経千本桜』で、
すっかり吉田幸助さんのファンになってしまい、
ネット検索しているうちにここにたどり着きました。
文楽は何度か劇場で観たことがあるのですが、
人形遣いの方にまで意識が向いたことはほとんどありませんでした。
でも、今回の小金吾にはほれぼれしてしまいました。
録画を何度も見直しています。
幸助さんは今回「大抜擢」だったんですね。
とにかくパッションが伝わってくる演技でした。
いいものを見せていただいたという感じです。
お礼を言いたい気持ちです。


こういう方を、大事にしたいものです。

すずめ

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[2010/02/15 17:26] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
「気配を遣う」といえば。「日高川入相花王」その5
昨年の大阪11月公演
「芦屋道満大内鑑<あしやどうまんおおうちかがみ>・加茂館の段」で、
吉田幸助が遣った乾平馬<いぬいへいま>は、下手で、ひとり、芝居をした。
上手では、岩倉治部大輔<いわくらじぶのたいふ>が、
加茂の後室、榊の前といったところを相手に、
観客の視線を一手に引き受ける
大振りな芝居。
そのなか、乾平馬は、下手にただひとり。
ただひとり芝居の外にあって、
気配だけは芝居に参加をするという、
難しい役どころ。
とくに、さりげなく中座して、
安倍保名<あべやすな>を、引き出してくるという場面は、
非常に、難しいはず。

なぜ、そこで、乾平馬は中座したのか。
なによりも、それよりも、
観客の五感すべてが、上手に集まっているなか、
無言ながら、
中座したことを、観客にしらずしらずに認識してもらうということの難しさ。
そのことを思うと、気配を遣うことは難しいはず。

果たして、吉田幸助、
納得いくまで、
満足いくまで、
存分に、気配を遣いきったことだろうか?

寿々女

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[2010/02/08 10:58] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
気配の芸「日高川入相花王」その4
「けはひ」という、言葉がある。
「気配」という字を、当てる。
「何となく感じられる様子」と、広辞苑にはある。
「日高川入相花王<ひだかがわいりあいざくら>」を観て、
この気配という言葉がよぎった。

上手と下手に分かれて、
清姫と船頭がやりとりをするその芸は、
気配を感じる力が必要なのか。
もちろん、感じなければならないのは、
相手の気配のことであり、
その気配を敏感に感じ、
その気配の意味を瞬時に解し、
間をおかず、すぐさま気配を返す。
その芸が、人形遣いには必須の才なのか。

人形遣いの視線は、常に客席にあり、
しかも、全ての感覚、神経、
そして、筋肉は、
己が人形に注がなければならないとしたら、
相手の動きは、気配を感じる以外にないのではないか。
もしそうであるのなら、
人形遣いは、
人形そのものを遣う芸と、
左遣い、足遣いを遣う芸と、
そして、気配を遣う芸の
3つの才を習得鍛錬しなければならないのか。
大変なことではないか。

「気配を遣う」とは。

観客は、清姫が演じているときは、
その視線を、下手に集中する。
清姫は、しかし、上手の船頭を相手に演じている。
船頭は、そのとき、
不動となり、無となる。
それは、動に対して静であり、
静でありながら、その存在感は示さなければならない。
清姫への観客の視線をさえぎらず、
清姫の演技の対象としてある船頭の存在を、
無意識に感じてもらわなければならない。
即ち、静そのものではなく、静の内なる動であり、
即ち、気配。
気配を遣うとは、難しい芸ではないか。
それとも、性根を入れて人形を遣うことよりも、
格段に優しいことなのだろうか?
そうではあるまい、
吉田玉男師の菅丞相はひとつの極点ではなかったか。

寿々女

kousuke-kuroko
↑舞台をあがって、楽屋に向かう幸助さん



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[2010/02/04 15:17] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
清十郎、幸助の一所懸命を見た「日高川入相花王」その1
若手の良さは、一所懸命にあるんでしょうね。
しかも、一所懸命の中に、試行錯誤の工夫に苦心するというところに、
若手の将来があるんでしょうね。
そんな一所懸命横溢の舞台が、
「日高川入相花王<ひだかがわいりあいざくら>」の豊松清十郎さん。
そして、その熱気に必死に応えようとする、吉田幸助さん。
文楽の次代を担うであろうところの、
ご両人のフレッシュな舞台に、
竹澤団七さんの小気味のいいリズミカルな三味線。
これ、おすすめの一見です。
こういう舞台を観ると、
もっともっと若手の活躍の場、あってもいいのではないか!
と、思ってしまうのです。
前半後半のWキャストでいいのだから
毎回、若手の抜擢キャスティングというのを、
ぜひぜひ、実現してほしいものです。

「今回の清姫、ぼくなりの解釈、工夫がいっぱいです。
その工夫が、中日を過ぎてやっと、自分のものになってきた実感と自信が、
いま、あります」(豊松清十郎)

幕見でもいいですから、
いいえ、幕見なら、若手の工夫のプロセスが垣間見えて、
それはそれなりの楽しみ方もあるというもの。
それはともかく、
ぜひ、この機会に、若手の一所懸命、ご覧ください。
決して損はさせません!(なんでやねん)

寿々女



*幕見<まくみ>とは、見たいところだけ観ることのできるシステムで、国立文楽劇場では「幕見席」として当日販売(前売りや電話等による予約はありません)をしています。
幕見には原則があって、当日、文楽劇場の1階の窓口(18時以降は2階のもぎり<受付>)で、見たい「段(幕)」の幕見席を購入し、その段の開演10分前には、必ず、2階のもぎりの前で待ちます。
*幕見の例(大阪初春公演・前半部)を以下に紹介しておきます。
前半部:1月3日~1月13日
A幕 二人禿 500円
B幕 彦山権現誓助剣「杉坂墓所の段・毛谷村六助住家の段」 1500円
C幕 彦山権現誓助剣「土佐町松原の段・沢市内より山の段」 1500円
D幕 伽羅先代萩 1500円
E幕 寿連理の松 1000円
F幕 日高川入相花王 1000円
*幕見については、あらかじめ、文楽劇場にお問い合わせしてください。また、公演によっては、幕見席が用意されていないこともあり、席数も限定されていますので、売り切れもあったりしますので、ご注意ください。
*各幕見の公演時間については、「国立文楽劇ホームページ」のトップページにある「本日の公演」欄の「タイムテーブル」をご参照ください。

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[2010/01/19 14:15] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
文楽ワークショップと鑑賞会「鶴見deぶんらく」に行って来ました。
8月29日(土)、大阪市鶴見区の「鶴見菊水幼稚園ホール」で、
文楽ワークショップと鑑賞会「鶴見deぶんらく」があったので、
行ってきました。

ひとことで、感想を言えば、
「大変おもしろかった」
もうひとこと言えば、
「非常によかった」
となる。

若手の方々のいきいきとした、
そして、一所懸命の創意工夫に満ちあふれた、
2時間は、ほんと、楽しかった。
劇場での
「文楽鑑賞教室」の三業(大夫・三味線・人形遣い)の解説よりも、
わかりやすく、そして、非常に面白かった。
とくに、個人的には、鶴澤清丈`さん、
面白かったですねぇ、うまいですねぇ。
話しの構成力、もっていきかたが抜群で、
とくに、プライベートな話とケータイの絵文字を絡ませた、
三味線の実演は、とっても直感的で、わかりやすく、
そして、とってもとてもおもしろく、
三味線の役割が、笑いのなか、自然と伝わってきました。
ここで、ご提案。
ぜひ1度、「三味線ひろしです」という感じで、
R1に参戦していただきたい。

ワークショップでは、浄瑠璃と人形の体験。
浄瑠璃のほうは、相子大夫の指導を受けて、全員いっしょに、
三味線の伴奏にのせて語りましたが、
相子大夫のフリップワーク、
これも、ほんと、上手ですね。
大阪ですから、皆さんノリがいいとはいえ、
フリップを使った技は、斬新ですね。
フリップに、語り(仮名手本忠臣蔵・裏門の段)の一部を書き込んで、
そのフリップをめくるタイミングにあわせて、
お客さんがそれを見ながら、浄瑠璃をいっしょに語るというアイデア、
抜群ですねぇ。
もちろん、相子大夫の落語家を思わせる雰囲気、
その雰囲気以上に上手な話術があればこその、
フリップ芸ではありますが、
お客さんの皆さん方、
てれもはじらいも、外聞もなく、大きな声で、
「えっさえっさほいさっさ」てな感じで、
会場がひとつになったもんです。

人形のほうのワークショップは、
お園の後ろ振りを、お客様に主遣いになっていただき、
実際に、人形を遣っていただくというもの。
それにしても、代表で舞台に上がられた、
鶴見菊水幼稚園の先生の
「後ろ振り」上手やったなぁ。
にわか仕込みで、あれだけやれるなんて、
立派なもんです。
きっと、センスも、度胸もおありなんでしょうね。

おまけの新作戯曲
「児童戯華麗給食<じどうのたわむれかれいなるかれーきゅうしょく>は、
ほんま、秀逸でしたね。
いいですね。
楽しいですね。

そして、いよいよ吉田幸助さん。
舞台が狭いというハンデがあったのですが、
女形も、結構、遣えるんですねぇ。
舞台では、立ち役(男役)。
この夏には、妖怪、物の怪も遣っている幸助さん。
最初、どう遣いはるのかと、はらはらどきどきでしたが、
案に相違して、
動きが結構スムースで、ギクシャク感がなく、
安心して見ていられました。

今回は、
「艶容女舞衣<はですがたおんなまいぎぬ>・上塩町酒屋<うえしおまちさかや>の段」のお園と、
「新版歌祭文<しんぱんうたざいもん>・野崎村」のお染を、
幸助さんが、それぞれのさわりを遣いました。
左は、吉田玉勢さん、
足は、吉田玉誉さん。

さて、「酒屋の段」のお園。
「今ごろは半七つぁん、どこにどうしてござろうぞ」と言うせりふ、
知っている人は、もちろん、知ってるはずですが、
その「お園のくどき」を、
幸助さんしっとりと遣っていました。
が、やはり、当代随一の吉田簑助師と比べてしまうのは、
しかたないこと(というより酷なことなんですが)なんでしょうね。
「簑助師匠なら、ここんところは、肩を少し落とすことで、女の未練の悲しさ出しはるんやろなぁ」
「後ろぶり、反ったときの腰の線のカーブがかわいかったんやけどなぁ」
「哀しみに泣いてるとこなんか、もっと繊細に小さく小刻みに動かすことで、涙がもっと実感できたんやけどなぁ」
とか、とか。
簑助師匠の左、遣いはったことないんやろか?
きっと、ええ勉強になるのになぁ。
自分の物にしてしまう気概、幸助さん、十分持ってるから。

「野崎村」では、
実家に帰った、丁稚の久松の後を追いかけてきた、
油屋の娘、お染めを、愛らしくのびのびと遣っていました。
久松役に、お客様をお一人、舞台に上げて、
人形とお客様の熱演で、
なぜか、笑い声もしきり。
こういった趣向はいいですね。
お客様との親近感が深まり、
会場全体がひとつになりますねぇ。

それにしても、あっという間の2時間。
こういう機会、どんどんつくっていただいて、
三業解説も、もちろん大事でしょうが、
本物の芸をもう少しちゃんと魅せる工夫もしていただいて、
(結局は、本物の芸が、お客様をひきつけるのですから)
明日の文楽ファンを、どんどん開拓していってほしいですね。

寿々女

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[2009/08/31 07:58] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
人形遣いの修業は、なんか、多難なような気がする。
大大夫は、床本があれば、ひとりで修行ができる。(と思う)
三味線も、三味線とバチさえあれば、ひとりで修行ができる。(多分)
大夫も、三味線も、録音聴きながら、修行ができる。(と思うけど)
大夫も、三味線も、防音さえしっかりしていれば、
小さなスペースがあれば、どこでもいつでも、修行ができる。(多分そう思う)

ところで、人形遣いは、どうなんだろうか?

先ず3人、集まる必要があるのかな?
人形はどうするんやろか?
衣裳も要るんやろね。
もちろん、
しっかり動き回れるスペースも必要やし、
ときには、舞台セット的なものも必要なのでは?

そうすると、
人形遣いの修行って大変なんや。
一所懸命、精進したくても、問題が多すぎるような気がする。

第一、
お客様の前で遣うといった、
実戦的なこともなかなかできないんやないかな?

大夫や三味線だと、
独演会的なこと、やろうと思えば、すぐできそうやし、
極端な話し、
座布団さえ敷くことができれば、舞台も要らないから、
場所的にも設備的にも、制約はフリーに近いのでは?

ところが、
人形遣いとなると、そうはいかない。
浄瑠璃<じょうるり>は、テープでええとしても、
舞台が大変。
大道具小道具運び込んで、しかも舞台設置もせなあかん。
人形も、ちゃんと拵えて、運びこまなあかん。
そうすると、結構費用もかかるはず。
その費用を回収できるほどの観客動員と、
その観客数に見合った、スペースが必要となる。
うーん、多難やなぁ。
若手の人形遣いさん、大変やなぁ。

せめて、京阪文楽みたいの、
京阪以外も含めて、
年に5、6回でもあったらええのになぁ。

てなことを、
「十色会主催・第12回文楽若手自主公演」を観劇しおわったあと、
しみじみ、そりゃしみじみと、感じました。
ほんま、何とかならへんもんやろか。
繰言ですんまへんなんやけど、
人形浄瑠璃なんやから、
もっと、若手の人形遣いの育成、
本気で考えんとあかんのとちゃうんかいな?
うーん、どないかしてぇやぁ!

にはの寿々女

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[2009/08/23 11:36] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
十色会主催の第12回文楽若手自主公演(二日目の9日・日曜日)、しっかり観て来ました。
うーん、なかなかよかったねぇ。
溌剌としていて、活気があって、
それだからか、テンポもなんかいいように感じられて、
あーっという間に、2時間が過ぎた。
それと、お客さんの層が多彩だったのも、驚きました。
いろんな方が、若手を応援してはるんだと感心。
その応援力が、この日の切符の完売に繋がったのでしょうね。

たくさんのお客様
↑開場とともに、たくさんのお客さんが。

開場です
↑実は、幸助さんのお子さんも、劇場入り口の中に入ったところでちらし配りのお手伝い。

あ、そう言えば、
桐竹勘十郎さんご夫妻もお見えになっていました。
豊松清十郎さんのお姿もお見かけしましたね。

劇場入り口の右側には、たくさんのお花が。
もちろん、「文楽いこ会」のお花もちゃんとありました。

文楽いこ会のお花が一番
↑一番手前の、一番大きなお花が、「文楽いこ会」のお花です。(えへん)

その「文楽いこ会」のお花の前で、
この日のために、わざわざ、
夜行バスで千葉からお越しになった、
近藤弘氏<秋の地方公演・千葉公演の実行委員、文楽いこ会会員>、
「千葉公演でも、ぜひとも、頑張ってください」と、
幸助さんと2ショット。

幸助さんと近藤さんの2ショット
↑握手してもらったほうが、いい絵がとれたかなぁ。

さて、公演のお話を。
最初は、お目当ての「仮名手本忠臣蔵・殿中刃傷の段」。
高師直は、吉田作十郎さんで観たことがあったのかな?
その折は巷間、イメージされる吉良上野介に、ぴったしの感があった。
今回、幸助さんはその高師直を、
「豪快さ」「品位」「色気」の3要素においていかにバランスさせるのか、
いや、いかにしっかりと出せるのか、と、その期待を胸に、着席。

床(太夫と三味線が座って演じるところ)に三味線が入り、
続いて、太夫が着座。
そしていよいよ、開演。

豊竹芳穂大夫<とよたけよしほだゆう>が、
こう言うと、いっぱい怒られそうだが、
普段の本公演より数倍よかった。
すーっと、耳に心地よく入ってくるし、
言葉がしっかりと頭に入ってくる。
まさしく、此の場を「語っている」。
豊竹嶋大夫<しまたゆう>師の教えが、しっかりと、
身にしみているのでしょうね。
さすが、嶋大夫!(師匠を褒めてどないすんや)

そして、高師直。
総括的に、まっしろ素人的に言えば、
高師直は、存在感があり、大きく見え、此の段の主役らしかった。
しかし、玄人的に言えば、惜しむらくは
大きく見え過ぎた=少し浮いていた
とも言えなくはない。
が、それは、吉田幸助の意気込みの大きさと気合の入り過ぎが、
他とのアンバランスを顕著にさせたとも言える。
若狭之助との絡みの前半部分に、
その空回りがちらほら見えたのは、ぼくの錯覚かなぁ?
しかし、後半は、高師直、絶賛です。
塩冶判官への虐<いじ>めに入った頃から、
芳穂大夫の語りに上手く乗って、
全く違和感なく見られたような気がします。
それから、逃げるシーンが、秀逸でしたね。

「裏門の段」の吉田勘弥<かんや>さんの鷺坂伴内、
なめらかな動きとちゃりとがマッチして、
勘平(吉田文哉<ぶんや>さんよかったのに、損してたなぁ)を喰ってた感じがしました。

20分の休憩後、もう一つの芝居、
吉田玉佳<たまか>さんの弁慶が始まりました。
ぼくは、ある意味、期待していました。
あの大きな人形をどう遣うのかと。
玉佳さんが、禿<かむろ>役で、三味線の演奏をしたときのことが、
結構、印象に残っていて、
「器用で繊細で、きっと勉強熱心な方やなぁ」と、
思ったものです。
そのときから、少し、気になっていたのです。
で、今回の玉佳さん。
気合は、十分感じられました。
よく頑張ってはったとも思います。
稽古も十分やってこられたと思います。
しかし、これは若手の方、皆さんにも言えることなのでしょうが、
普段の出番、それも場数の少なさはどうしようもない故か、
大役の主遣いを担当した際には、
緊張度がピークに達して、
常日頃の実力を、十分に発揮できなかったであろうことは、
察して余りありました。

やはり、芸人は、舞台が命。
その命の舞台での経験不足は、
若手のかたの血の滲むような精進を、
残念ながら、半減しているような気がしてならない。
もっと、
もっともっと、
本番舞台での大きな役の経験をできる機会はないものだろうか?
若手のかたの成長が、あすの文楽を担うことは、間違いのないこと。
その若手のかたの実戦の機会が、少ないことは、
あすの文楽を凋落化させていることと等しくはないか?

現行の文楽の公演を基本ローテーションとし、
その隙間を、若手だけの裏ローテーションとして、
「若手公演」を定期化できないのだろうか?
そういえば、文楽劇場に小ホールがある。
ここを、なんとか活用できないのだろうか?
大道具小道具の移動の手間もなく、
小屋的にも、文楽にとって手ごろな大きさ。
利点がいっぱいあるような気がする。
何とかならないだろうか?

「あすの文楽」に不安を感じられている
文楽関係者は多い筈。
この辺で、真剣に若手のかたの育成、将来のこと、
考えてみられては?
いいえ、もちろん、考えられておられることでしょう。
では、この辺で、そろそろ、
十色会の方々のように、
その考えを具体化、実践されてはいかがなものでしょうか?

と、愚痴を思わず言ってしまいましたが、
今回の十色会の公演を観て、
「ぐぁんばれ!若手!」と、思ってしまったのが運のつき。
この愚痴に、異論、激怒、憤慨、嘲笑、いろいろあるかと思いますが、
十色会のぐぁんばりを見ての、止むに止まれずの愚痴とご承知いただいて、
ご容赦ご海容いただければ、いやほんま幸甚です。

最後に一つ。
「御所桜堀川夜討・弁慶上司の段」の
鶴澤清志郎<つるざわせいしろう>さん、
えらい、奮闘してはったなぁ。
ほんま、圧倒されました。

にはの寿々女

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テーマ:文楽 - ジャンル:アイドル・芸能

[2009/08/10 20:37] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
きょう、そごう劇場にいきます。
十色会主催の第12回文楽若手自主公演に、きょう行きます。
もちろん、仮名手本忠臣蔵「殿中刃傷の段」の観劇です。
「文楽いこ会」の花の前で、写真が撮れたら、とも思っています。

実は、本日、
「文楽いこ会」のセミ総見みたいなものでもあります。
会員の方、20名近く、お見えになるそうです。
遠くは、千葉からも、わざわざ、お越しになります。
秋の地方公演のひとつ、
千葉公演<文楽・秋の地方公演「千葉公演」応援お願いします!をご参照ください>の
実行委員の近藤弘氏です。

さて、「豪快さ」「品位」「色気」の高師直、
じっくり拝見といきますか。

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テーマ:吉田幸助 - ジャンル:アイドル・芸能

[2009/08/09 11:03] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
大阪には、吉田幸助という文楽の人形遣いがいる。
以前、
「大阪には、文楽という娯楽芸能がある。」というタイトルで、
以下のようなことを、あるブログにアップした。


大阪には、世界に誇る人形劇、人形浄瑠璃「文楽」がある。
世界的には、人気があっても、
地元大阪では、あまり知られていない。
東京公演では、結構お客様は来るようだが、
本場大阪では、空席が目立つ。

いろいろ理由がある。
小屋の立地が悪い。
小屋が広すぎる。
浄瑠璃の意味がわかりにくい。
太夫とやらが、何を言ってるのか(ガナッているのか)聴きとりにくい。
華のある人形遣いが、余りいない。
「え、そんなんあったん」という人が多い。
高すぎる。(もっともではある)

そんな苦戦にあくせくしている今、
行政改革の波が拡がるなか、(拡がるだけでなく高くもなってきている)
その存続が危機に面している。

せっかく浪花で生まれ、なにわで育ってきたのだから、
ここで、絶滅させてもいいのだろうか。(実際絶滅危惧種なのだが)
そんな、情けない思いが、いまぼんやりとある。


ところが、ここにきて、
なにか期待の星が、
現われ出でたような気がする。
吉田幸助という
大型(体が大きいというほどの謂いであるが)の人形遣いである。

この春の
「国立文楽劇場開場25周年記念特別公演」では、
「義経千本桜」の通し狂言で、小金吾に、大抜擢された。

「あの間<ま>と所作のキレ、ぴたっと決まるところ、
一瞬、泥場の団七を彷彿とさせたね。」
という賞賛絶賛の声も(ほんの一部ではあるけれど)上がった。

しかも、さらに、そのうえに、
「綺麗な色気ある。これは、大成するには必須条件やからね。」
という声も、聞こえた。

「なにごとにも謙虚な態度、
文楽へのあふれる熱意、
ファンを大事大切にする姿勢、
これもええねぇ。
絶対、これは、今後も、
終生もち続けてほしいもんや!」
という声も、しっかりとあるのであった。

だから、これは、
これは、
期待して、いいのだ。
絶対に、期待して、いいのだ。
屹度、答えを、しっかり出してくれるに違いないのだ。

そういう思いが、
ひしひしふつふつ、ふつふつひしひし、
と湧きあがり、
こりゃ、どうしても、
寝ても立っても、
座っても屈んでも、
ましてや
転んでもおられず、
こうして、

「吉田幸助、小金吾を遣ったのを記念してこっそり応援。
大阪で生まれた大衆芸能「文楽」も、微力で応援。」

するためのブログ、
思い切って、たちあげた(結局、立ってしもた)次第。

向後とも末永く、よろしく、
お付き合い、
ご指導ご鞭撻、
ご支援いただけますよう、
すみからすみまで、
ずずずいぃっと、
おんねがいたてまつりまするぅ。
ちょーん。

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[2009/05/05 10:27] | すずめがちゅんちゅん | トラックバック(0) | page top
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