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 *当ブログの記事・写真の無断転載を禁じます。 写真提供:吉田玉助


見事な十次郎!

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ANEGO13シリーズ・episode10“幸助の十次郎をシュートする”


まさか、
ここまで遣えるとは!
いい人形遣いに成長しました。

誰憚る事なく
吉田幸助に
拍手したいと思います。

太功記ならば
光秀を注目したいところですが、
鑑賞教室後半の二部の
十次郎が
抜群の仕上がりとなっています。

7406-13-0617.jpg

数知れず見て来ましたが、
初めて十次郎の凛々しさ、健気さ、
哀れさに素直に感動しました。

綺麗で爽やかな若武者です。
学び取り、工夫を加えた細やかな仕草は、
手負いになってから尚更顕著となりました。

初菊と知らずに
触れては急いで身を離す
切なさ、潔さ。

未練がましいそぶりがあれば反って
厭味に写ったでしょう。
余韻を残すさまが上出来でした。

幸助を20数年見て来ましたが、
基本を怠らずにここまで立派に遣れるように
修業を積んできたのが
一気に大輪の花を咲かせたのだと思いますと
嬉しい限りです。

玉男師匠、
玉幸師匠が泉下で
きっと喜んでいらっしゃることでしょう。

ほんとに見事な十次郎でした。

70歳を過ぎた
幸助の遣う十次郎を見たい気がしましたが、
もはや私には不可能です。
枯れた色気が備わって、
今日の十次郎よりも更にいいでしょうねえ。

久しぶりに
身を乗り出して見た
十次郎にもう一度拍手を!

あねご13

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[2013/06/17 22:04] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
それ豊秋津州の大日本、、、

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ANEGO13シリーズ・episode9“真っ直ぐな幸助をシュートする”


吉田幸助と三番叟

「それ豊秋津州の大日本、国常立の尊より、、、」

と高らかに
「寿式三番叟」が始まりまして
今年も初春公演が開幕しました。

daihon.jpg

daihon2.jpg

住大夫の復帰も喜ばしく、
本公演で三度目の三番叟を演じる
幸助もいつも以上に溌剌と遣っております。

千歳、翁のあとを受けて
躍動感溢れる三番叟の所作は
お祝い事にはまことに相応しいものです。

暫くは舞台下手に控えておりますが、
詞章が
「万歳楽」「万歳楽」
となったあたりから動き出し、
踊り始めます。
それまで幸助は
人形を真っ直ぐに構えたまま待っていました。
客席から舞台を眺めますと、
出演者の気魄がかなり窺えるものなのです。

「こりゃあいけるぞ」
と感じました。
いつも頑張っている
幸助ですから、
今日も彼なりの工夫がどこかにある筈。

三番叟はユーモラスな場面を含みますから、
ましてや、そこで
笑いが取れなければ失敗です。

誰がしてもそれなりに笑って貰えるのです。
さあ、見ている当方も楽しみでした。
あっ、終始、動きにキレがあります。
このまま行け!行け!
完走!!

笑いも招き、最後の
「治まる御代こそめでたけれ」でも
型をバシっと決めました。

より一層厳しい状況に置かれた文楽を
いずれ近い将来、
背負う立場になる幸助です。

昭和59年4月6日に開場した
国立文楽劇場の一枚番付を見直しますと
「義経千本桜」の軍兵を遣っておりました。

banduke.jpg

banduke2.jpg

あれから30年近くかかって、
ここまで成長しました。
長い道のりを
真っ直ぐに進んできた
幸助に皆様も応援願い上げます。

あねご13

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[2013/01/13 20:32] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
吉田幸助、汗をかく前に撮影。

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ANEGO13シリーズ・episode8“緊張の中に笑顔ありをシュートする”


「金閣寺」で
十河軍平、実は加藤正清を遣っています。
先日は一日警察署長を勤めた幸助。

「金閣寺」という芝居は
時代物で豪華絢爛、
装置も大掛かり、
登場人物も大物ばかり。
立派な芝居なんですよ。

歌舞伎は二層だけど
文楽の場合、もひとつオマケの三層の金閣寺。
これは後半入れ代わって一部の狂言で
二部では庄屋治郎作も現在遣っています。

余裕の笑顔?
余裕の笑顔?

6月23日土曜日、24日日曜日の
若手会では、
いがみの権太で奮闘します。

玉男師匠のを勉強しましたから、
と言いました。
「十色会」でも経験済みと。
さあて、大悪党となるか小悪党となるか、
見てのお楽しみ!
次々と頑張ってます。
応援お願いします。

あねご13

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[2012/04/25 22:14] | ANEGO13 | トラックバック(1) | page top
吉田幸助、20分近くの立ち回りに奮闘。

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ANEGO13シリーズ・episode7“玉のような汗をシュートする”


平成23年秋の公演第一部
「鬼一法眼三略巻」で幸助は
「端敵(はがたき)」というカシラの市原団平を遣っています。
領主の息子の家来で、
弁慶に最後は投げ付けられて死んでしまいます。

ちょっと物足りない気がする役どころでした。
大阪弁で言う
「なんや、しょうむなぁ」と気楽に見ていました。

主遣いになって顔を出しても、
限られた人以外は
他の人の左や足を遣います。
今公演で幸助は
団平の後では弁慶の左に付きました。
それも五条橋の段の。
例の、牛若丸と主従の契りを結ぶに及ぶ対決の場です。

勘十郎の弁慶はカシラは鬼若ですが、
七ツ道具を引っ担ぎ舞台に現れ、
薙刀を振り回し
20分近くの立ち回り。
終演後、楽屋へ引き上げてきて暫く経っても、
玉のような汗がタラタラの幸助。
この証拠写真を提出しましょう。

笑ってはいるけれど
笑ってはいるけれど


この額の大汗!
この額の大汗!

衿元にボトボトと
衿元にボトボトと

稽古帰りの乱れ髪
稽古帰りの乱れ髪・・・みたいにお相撲さんじゃないけれど

「文吾さんの弁慶に昔、足で付きました。
薙刀だけやなしに七ツ道具を全部使ったので
今のより8分長かったんです。
稽古の時に気を失いまして・・・・」
そりゃあそうでしょう。
「勧進帳のほうはこれほどやないんですよ」
ふうん。
あれも花道引き上げる時は見映えもするけど、
しんどいように思いますよ。

幸助が大きな身体で
主遣いの動きの邪魔にならないように、
形が綺麗に決まるように腐心したのがよくわかる舞台です。

足を遣い、左を遣い、
そして主遣い、
長い長い年月の積み重ねです。
そしてこれからも続く、
気の遠くなるような芸の道です。
身体に気をつけて、
まっしぐらに進んでいくのだぞ!

あねご13

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[2011/11/07 17:49] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
「若手会」実盛に思う。

人はその女を、
アネゴ13<姐御風を吹かしてぶいぶい毒吐きする1列13番目の女>と
恐怖の名で呼ぶ。

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ANEGO13! 吉田幸助を、ターゲットに、熱視線で、厳しくシューティング!


ANEGO13シリーズ・episode6 “第11回若手会をシュートする”

「実盛みたいに難しい役が、、、」
と配役を知った際には
考える前に口をついて出てしまった。

幸助がいずれは受け持つ役ではあろうけれど、
遣いたいとの希望は
十年以上も前から聞いていたのを思いだした。

先年、遣ってはいるが私は客席には居なかったから、
此の6月25日26日の若手会を
楽しみと不安をいりまぜて待った。

時代物、世話物に登場する立ち役の中でも
難しい部類に位置する一人が実盛である。
語りが力量不足だと此の芝居はダレてしまう。

かつて
吉田玉男が遣った折にも
「ウワァ!こりゃ困ったなあ」と失望した経験を持つ。
大夫が誰だったか、今更知りたくもない。
それゆえに、今回は尚更に心配した。

でも、良かった。
若手会だと、
ともすれば学芸会みたいに
身内ばかりが客席を占めて
褒めちぎる光景に辟易すると
予測した昔も在ったが、
なまじ忌避する必要性もない。

確かに若手が出演してはいるけれど、
本公演よりもイキイキとしている。
幸助が実盛を遣いたいと願って
此の日に臨んだ熱意は
はっきりと客席に届いた。

客はそれを吟味して受け入れ、
感動を手にする事も出来たと想像する。
素直に「良かった」と言わせて貰おう。

小難しい専門用語を書き連ねるよりも、
たった一言
「今日の芝居、良かったね」
だけでいいのだろう。
若手会には一番相応しい。
幸助はきっと立派な立ち役に成長してくれる筈。
真っ直ぐに此のまま進め!

あねご13

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[2011/06/29 13:52] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
汗っかきの幸助が、冷や汗、煮えたぎった汗。

人はその女を、
アネゴ13<姐御風を吹かしてぶいぶい毒吐きする1列13番目の女>と
恐怖の名で呼ぶ。

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ANEGO13! 吉田幸助を、ターゲットに、熱視線で、厳しくシューティング!


ANEGO13シリーズ・episode5 “文楽2011年初春公演をシュートする”

今月、
幸助の割り振られた役は
なかなか見応えのあるものが揃いました。

全てが出遣いという事で、
それが必ずしも
最も重要な役だとの意味では
ないのですが、
やはり彼の歳や経歴で考えた場合は
年明け早々
ラッキーなスタートだと思います。

本公演で、三番叟を遣うのは
次のステップへ
片足が乗ったようなものでしょう。
過去の演者の顔ぶれを
思い返したならば頷けます。

吉田幸助と三番叟

動きのある役のほうに
彼の長所が顕著に生きています。
花形が受け持つ役です。

後半はもう少し、お三味線が長ければ
一層楽しめたでしょうが、
時間の制約があったのかもしれません。

次に
お染の兄、多三郎。
ちょっと曽根崎の徳兵衛みたいに
罠にはまったり、
天網の紙治みたいに
打擲されたり、
と野良松と陰で呼ばれる
情けない色男。
首は源太です。

吉田幸助と多三郎

世話物は
今はまだ暗中模索の段階のようですね。
そりゃあ難しいです。
遥か昔の風情を表現するには
時代の差が大き過ぎます。

伝えられた芸の型で
時代物を十二分に遣いこなせても
世話物は
型だけでは無理な何かが存在します。
気付き、解釈し、
自家薬籠中の物とし、
活躍してくれる事を願います。

さて、見せ場は
小鍛冶の稲荷明神の左でしたね。
汗っかきの幸助が
多三郎で冷や汗を出したなら、
この稲荷明神の左では
煮えたぎったアチチの汗が
全身流れ落ちた事でしょう。

主遣いの勘十郎が
ここを先途と惜しみ無く遣えば、
左遣い、足遣いは一体化して、
尚且つ
邪魔にならないように
更に動きを調整せねばなりません。
こりゃあ、客が喜ぶ道理。

鍛えられ、鍛え上げ
新たな役に挑む一年が明きました。
皆様もご声援くださいますように。

あねご13

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[2011/01/20 20:18] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
博多座文楽公演「二人禿」

人はその女を、
アネゴ13<姐御風を吹かしてぶいぶい毒吐きする1列13番目の女>と
恐怖の名で呼ぶ。

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ANEGO13! 吉田幸助を、ターゲットに、熱視線で、厳しくシューティング!


ANEGO13シリーズ・episode4 “博多座文楽公演「二人禿」をシュートする”

立ち役のイメージが強いからと言って
見る側が限定してしまってはいけません。
女の人形も今回遣いました。

ただ、
禿の役はどうかな?
と危ぶみました。
本当のところ心配でした。
何しろ幸助は上背がありすぎ、
顔立ちは男らしく、
さて、
禿の可愛いさまを表現する
邪魔になりはしないか?
普段、出遣いの折には気にならない事がひっかかり、
興味津々で開演を待ちました。

博多座は
私にとりましては初めて訪れた劇場ですから、
舞台の奥行きやら
右、左の客席の様子、
二階、三階も気になるところです。

楽屋も清潔感溢れ、まだ新しく、
設備も整っていました。
舟底にしてあるかどうかは確認できませんでしたが、
床も何人もが横一列に並び、
華やかな島原の廓風景が幕を開きました。

清三郎と幸助の二人が
それぞれ可愛い禿を遣いました。
案ずる事はありませんでした。
幸助は以前に
踊りをお稽古していたからでしょうか、
決めるべき箇所はちゃんと決めて
流れてしまう事はなかったようです。

踊りを習った故に
人形よりも自分が踊ってしまう危険性は
先輩達も戒めとする点です。
人形が踊ったなら、
出遣いは邪魔になりません。

それに何度も指摘しますが、
幸助の背中には色気があり、
女の子の人形がそこはかとない色気を
移り香のように身に纏いました。
これは楽しみになりますね。

立ち役で立派に成長すると
期待しつつ、
ひょっとして
政岡も遣ってしまうのではないか、
と一瞬思いました。
素直に着実に足元を固めて
前進してくれるように願います。

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[2010/12/29 22:13] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
楽日の結実「日高川入相花王」その3
ANEGO 早よいかんと間にあわへんよ。
寿々女 す、すんまへん、体重がこんなんやさかい、転がっていきまひょか?
ANEGO あたいが、転がしたろか?
寿々女 それだけは、ごかんべんを。道頓堀川にけり落とされそうでっさかい。
ANEGO 阿呆なことゆうてんと、はよ、急ぎなはれ。
寿々女 ようやっと、間にあいましたでんな。しかしなんでんなぁ、幕見に間にあわすちゅうのは、なんか緊張感がいっぱいでんなぁ。のんべんだらりんと次の芝居、座って待ってるんとはエライ違いでっせ。
ANEGO その緊張感しっかり持って、よう見ときや。
寿々女 へい。
ANEGO へぇ、幸助、うまいこと遣こぉとるやんか。さすが楽日やなぁ。
寿々女 動きに一体感おますねぇ。それに、自然天然というか。
ANEGO 天然は、あんさんやろ。その点、幸助は、やる気満々や。
寿々女 なんか、動きが、すっごい滑らかでんな。
ANEGO 余分なというか無駄なチカラ入ってないんやね。きっと、きょうが最後やから、のびのび楽しんでやってるんちゃうか。その方が、幸助らしさが出てええんとちゃうか。
寿々女 そんな感じでんな。
ANEGO さぁ、清姫、飛び込むでぇ。
寿々女 わ、飛び込んだ。波が立った。
ANEGO 清十郎、うまいなぁ。
寿々女 きょうは、結構、波に乗ってまんなぁ。
ANEGO えらい、下手まで下がったで。この間は、中途半端に戻ったから、なんか波に戻されたように見えたけど、下手まで思い切って下がったから、流れがつながって見えるから、ええ工夫や。
寿々女 岸に上がりましたで。あれ、なかなか回りまへんなぁ。
ANEGO きょうは、エライ溜めてはるなぁ。
寿々女 この溜め、よろしいなぁ。なんか引き込まれそうでっせ。
ANEGO 自分の型ができたちゅう自信の表れやないかなぁ?
寿々女 あ、やっと回りはった。
ANEGO それにしても、ええ間をとってはるなぁ。この間が、メリハリとなって、くるりくるりと、回ることがよけい印象的になるんや。
寿々女 「あ、回ってる」と、観客もあらためて目に入ってくるし、「なんでここで回るんやろか」と、いろいろ想像してまうから、よけい印象に残りまんのやなぁ。
ANEGO そうやねん。「蛇体から娘にもどるのその過程を、蛇のとぐろほぐすような仕草で表してんのやろか」とか、「回ることで、娘への変身を暗示してるんやろか」とか、「回ることで、心と体、落ち着かせているんやろか」とか。そこが、芝居の面白いとこやねん。
寿々女 幸助はんも、清十郎はんの意気込みをしっかり受けはって、ほんで、一歩も退かんと負けてまへんでしたなぁ。
ANEGO 幸助は、自分の芸に客の視線が集まる快感が、次のステップへ押し上げてくれるんやゆうこと、自身の身体で分かったんとちゃうか。
寿々女 わたいら客の視線が、芸人はんの励みになるんでおますんやろか。
ANEGO その通りや。ほやから、あんさんも、しっかり見てあげて、アッつい視線でもって、芸人さんを育て上げる客にならなあかへんで。
寿々女 へへー。それにしても、初日、中日、千秋楽と、こうも芸が、目に見えて進歩していくもんなんですな。
ANEGO きっぱりと言っておきますけど、誰も彼もちゅうことやないよ。芸に一生懸命打ち込んでるさかい、進歩するんやよってに。そこはしっかり、憶えときなはれや。
寿々女 そうでも、わたい、天然やさかい、すぐ忘れまんがな。
ANEGO 阿呆、堺も泉州もあれへんがな。忘れる前に、しっかり思い出しなはれ。
寿々女 へーい。

ANEGO13と寿々女のぴーちくぱーちく


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ANEGO13! 吉田幸助を、ターゲットに、熱視線で、厳しくシューティング!

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[2010/01/27 10:52] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
清十郎の工夫、幸助のちゃり「日高川入相花王」その2
寿々女 若手の芸っちゅうのは、はつらつ新鮮やし、ほんで華があって、ええもんでんなぁ。
ANEGO 芸ゆうもんは、その年輪に応じたよさがありますんや。ただし一流の芸人に限ってのことやけど。
寿々女 そうでんな。日々成長する芸人やからこそ、その時々の芸(成長のプロセス)を楽しめるっちゅうことでんな。
ANEGO 公演ひとつとってもそうや。一所懸命工夫努力して、自分の芸、型を磨こうとする芸人はんは、初日、中日、千穐楽とその芸が変わっていくもんやねん。もちろん、ええほうにええほうに、変わるんやけどね。その変化を楽しむのも、わたしらお客の仕事。幕見をもっともっと利用したらええんや。とくに「芸」に貪欲な若手はんは、その進歩成長の速度が速いから、幕見は値打ちあるんや。
寿々女 今回の「日高川入相花王<ひだかがわいりあいざくら>」の清十郎はんも、幕見必見でおましたな。
ANEGO 清十郎の工夫の過程を目の当たり、とゆうか、清十郎のいちばん近くで、肌で、空気で、その変化の過程を感じた幸助の芸も、必見やろね。
寿々女 清姫が激流に身を投じ、蛇になって川を渡るとこ、あの早変わり、よかったですなぁ。
ANEGO 清姫が蛇体に変身して波間に現れた時、お客はんは拍手するけれど、これはケレン味にたいする驚きと、滑らかに変化した上手さへの称賛が混じっての拍手。清十郎の工夫は、ただ人形を動かすだけの泳ぎやのうて、恋に焦がれる娘の執念、その恋を拒絶せんとする安珍への怨念を、なんとか表現しようとしたところなんやと思う。清姫がやっと、岸にたどり着いた時の所作なんかとくに工夫のあとが見られる。例えばやね、クルクル回るのはまだ蛇体の余韻が残っていて、しかも自分は娘に戻ったかと確認しているかのように見えるんや。今回、気のついた点はここやねん! 恋しい男に会うのに命懸けの娘心のいじらしさなんやねん。
寿々女 幸助さん、「今回は、肩に力を入れず、自然に持つ、ということを一心に心がけながら、さらに余分な部分を削ぎ落として、シンプルにスムーズに遣っています」と言ってはったけど、そこんところは「よし!」なんやけど、個人的には、幸助さん、もっとちゃり効かしたほうが、幸助さんらしかったような気がするんやけど。
ANEGO ちゃりは、大阪人の本性。ちゃりっけのある芸人さんは、伸びるような気がしますな。
寿々女 そういえば、玉男はんもちゃりいっぱいでしたなぁ。
ANEGO さぁ、あんたも、ぐだぐだ言わんと、はよ、ちゃりに乗って帰りなはれ。
寿々女 ほな、さいなら。(ちゃりんちゃりーん)

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ANEGO13! 吉田幸助を、ターゲットに、熱視線で、厳しくシューティング!

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[2010/01/21 14:39] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
ANEGO13シリーズ、ふたたびみたび、しろたび、ひとりたび。

人はその女を、
アネゴ13<姐御風を吹かしてぶいぶい毒吐きする1列13番目の女>と
恐怖の名で呼ぶ。

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ANEGO13シリーズ・episode3 “「化競丑満鐘」の獺<かわうそ>をシュートする”

吉田幸助に関しては、獺らしかったとは的確な表現ではない。
これを上手く遣う工夫など見当たらない。
要するに擬人化されている分、遣い難いとは思う。
ただ、子供劇場で、文楽で、しかも浄瑠璃で、人形で、
という事については、これは演目の選択の失敗ではなかろうか?
本来は浄瑠璃だけで終える作品。
本歌取りみたいに浄瑠璃が出来上がっているから、
基礎を知ってる者には面白い。
しかし、人形が出ても子供にはさっぱり理解できない。
見た目の面白さ、
それも、一発芸(芸というにもおこがましい)で笑うだけ。
語りは、少し重い。
三味線は、つかず離れず上手くこなしていた。
人形は、雪女の清十郎が、形も美しい。
ろくろ首も工夫されていた。
さて、幸助。
頑張ってはいるが、どこか、気恥ずかしい。
そういう雰囲気がどこか窺えた。
これからの文楽を担う世代をどう育てていくのか、
確たる方針が見えていない劇場サイドの軸足の不安定さが見えるようだ。
さて、「子供劇場」。
子供を対象としての演目である以上は、
舞台上部の電光字幕を、いっそ、
子供にもストーリー、内容が直感できるように、
現代語訳でできないものか。
子供にとっては、浄瑠璃というのは、既に外国の世界なのだから、
せめて、映画の字幕のように、
いま使われている日本語で表示できないものだろうか?

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[2009/08/06 21:29] | ANEGO13 | トラックバック(0) | page top
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